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2011.06.26 (Sun)

ボランティア 小名浜の海に希望が見えるか!02

前回の記事はこちら↓
ボランティア 小名浜の海に希望が見えるか!01

細い溝に溜まった、海の底から打ち上げられた土砂を掻き出し
土嚢袋に詰めて、一カ所に運ぶ。
単純な作業ですが、水分を含んだ土砂はなかなかに重く
数分もしないうちに体中から汗が噴き出してきます。

キャップのつばからは、とめどなく汗がしたたり落ち
さほど気温は高くないはずなのに、海辺特有の湿気のせいか・・・。
とにかく大量の汗と曇るゴーグルやメガネに悩まされます。

作業をこなしながら、頭の中ではあらゆる方向から得た視覚情報により
体とは全く関係なく思考が回転しまくっているのが自分でもよくわかります。

この現場に来る途中にあった家。
窓の外に誂えられた飾り格子には、大量の紙きれがひっかかっていました。
よく見るとそれは、本や雑誌のものと思われます。

いっきに流れてきた海水は部屋の中を打ち抜く状態で入り込み
部屋の荷物を外に押し出し、道路方向に突き抜けて行ったようです。
飾り格子がくしの役割になり、紙などが引っかかったようです。

また、並んでいる家屋を見ても
1軒はさほど被害がないのに、その隣の家はめちゃくちゃな状態になっています。
どうやら津波が運んで来た瓦礫により、家屋が破壊されたようですが
その力はストレート。つまり直線的な力で家屋を襲ったようです。

そうでなければ、隣の家との被害状況にここまで差が出ないでしょう。
もしこの当時、人がそこに居たらと考えると恐ろしくなります。

驚いたのは、作業が終了し駐車している車に戻るとき
遠くに見える体育館のような建物の真ん中に
横一直線の模様が、実はヒビだったと気がついたことです。

よく見ると、建物自体がヒビを境に上下の形がいびつに変形しており
ちょうど臼のような状態になってしまっています。
正直、ぞっとしましたね・・・。

家屋の密集する地帯も、人が住んでいるのかと思いきや
実は逃げ出したままの状態になっているところも点々とあります。
家屋があるのに、人通りが少ない。
田舎の方ではよくある光景ですが、どうやら同等のものではないようです。

なんというか・・・。人の息吹があまり感じられない
というのが正直な印象です。
3.11から時が止まっているのか、自分の勝手な想像なのか・・・。

重い・・空気が重いな。



作業を終えて、近くのお風呂屋さんに汗を流しに向かいました。
小名浜の街から少し外れたこの場所は、もう別次元で回っている世界で
先ほどまで見ていた光景とのギャップがありすぎて、正直
違和感さえ感じると、友人も言っていました。

第一原発を越え、さらに北へ行けば
いまだに瓦礫が手つかずの状態で100日を迎えた街が確かに存在している。
ここへ来る前より、一層リアルに感じる皮膚感というものを知ることとなりました。

復興というものは、街と政府が手を握り、夢を持って将来の街作りを構想していく。
その考えに異論はありません。しかし・・・。
今必要なのは、やはり復旧であり人手であり、特定地域の非難および放射能汚染の収束であるのは
誰の目から見ても明らかなものです。

100日以上たって、いまだに早期救済が求められている状態が続いていることが問題であり
政府・行政の大なたがふるわれなければどうにもならない事態に対し
ボランティアができる行為には限界がありすぎます。

今回、現場の工場の方から少しだけ話を伺うことができましたが
いまだ行政の方から、正式な復興・復旧説明はされていないとのこと。
この工場でも何人かの仲間の方が津波で亡くなられたそうですが、それでも自分達で
なんとか復旧にむけて動いていかなかればと、
ぐいっと強く引き締めた口元に、はかり知れない悲しみを見た気がします・・・。

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